ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.9.18 10:13日々の出来事

「ゴー宣道場」『天皇論「日米激突」』参加者募集中

10月20日(日曜)開催の「ゴー宣道場」は、
10月3日発売の『天皇論「日米激突」』(小学館新書)
で対談したケネス・ルオフ氏を招いて、本のタイトルの
ままのテーマで議論する。
ルオフ氏は米国の日本研究の第一人者で、著書『国民の天皇』
(岩波現代文庫)で大佛次郎論壇賞を受賞している。

天皇論となると、高森明勅氏以上に正確な校正を任せられる
人はいないので、大変ありがたかったのだが、今回に関しては、
非常に不安だった。
なぜなら、高森氏はこの内容に満足するはずがないという
ことを予感していたからである。

神武天皇は実在しない。「倭」に関する論考。血統と血液。
おそらく色んな箇所が高森氏はご不満だろうから、それは
「ゴー宣道場」で存分に述べて頂きたい。

わしはこの新書で、今まで描いた通りの天皇論を披露して
いても、読者は面白くないと思うし、新たな天皇に関する
考え方をルオフ氏相手に公開してみることにした。

わしはルオフ氏が日本語を勉強してくれて、日本文化の
核心である天皇に興味を持ってくれ、違いは違いとして
認め合いながら議論してくれたことに大変感謝している。
日本人と話しても、文化の違いを乗り越えようという刺激
は味わえないし、わし自身が英語すらしゃべれない怠惰な
人間だから、ルオフ氏の日本語で議論してくれる知性と
勇気には感謝しかない。

「ゴー宣道場」では、参加者の皆さんにも、ルオフ氏と
議論する楽しさを分け与えてあげたい。
素晴らしい人格者なので、第二部ではぜひともルオフ氏に
質問して、ルオフ氏の回答を聞いていただきたい。

応募締め切りは10月9日(水曜)だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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